東京グルメツアー
ちょっと前に、「成田は遠いわ・・・」というオチの清涼飲料水のCMがあったのを覚えてますか?(TADASのTV-CMに関するプレスリリース by コカ・コーラ)
恋人から別れを告げられそうになっている男が、彼女から「今、成田。さよなら」と携帯にメールが入る。彼女を行かせたくない。今すぐ会いに行きたい。でも夜遅くから遠い成田まで行く気力がその男にはないのだ。だからこの清涼飲料水が必要だ、というCM。
私にはあの気持ちが痛いほどよく分かる。東京の都心から成田はとても遠い。快速で1時間20分もかかる。ちょっと買物に行ってくるって行ける感覚じゃない。いつも途中で気分が悪くなって、辿り着いた時には憔悴しきってしまっている。
だから私は最初のうち、東京に出ることをためらって、このド田舎成田にひきこもっていた。
でも、そうしているとだんだんストレスがたまってきた。休日遊ぶところがない。着る服も食べるものも同じものばかりになってきた。そもそも私は東京に近くなるのが嬉しくて成田に来た。おいしいレストランを開拓するのが大好き、気が狂ったように買物をするのが生き甲斐だった私なのに・・・。
「これじゃいかん!」と我に返った。遠いからといってひるんでないで、今ここにいるうちに好きなことをやっておこう!と、東京へどんどん出て行こうと決めた。
東京には大阪にはないグルメがある。私が大阪に住んでいたころから、東京までわざわざ食べに行っていたものがある。
TOKIOの「メントレG」というTV番組で紹介されていた菊川怜さんの大好物三品の中の一品で、表参道の「グランブルー青山」というカフェの「ロコモコ」というメニュー。TVで見て、めちゃめちゃおいしそうだったので、すごく食べたかった一品だっただけに、それを初めて目の前にしたときの感動といったらそりゃすごかった。もちろん味もめちゃめちゃおいしく、完全に私はロコモコの虜になった。
ロコモコとは、ご飯の上にハンバーグと目玉焼きとグレービーソースをかけたハワイ発祥の食べ物で、現地ハワイではご馳走というよりはファーストフード的存在であるが、この「グランブルー青山」のロコモコは、完全に日本人好みの味付けで、盛り付けもいかにも「ご馳走」って感じになっている。だって、ハンバーグは超ぶ厚いし、目玉焼きは卵二つ分だし、その目玉焼きのど真ん中には何か分かんない緑色の葉っぱが突き刺さってるんだから!
それ以来私はロコモコにはまりまくって、関西中のロコモコを食べまくったが、ここのそれより右に出るものは無かった。
東京では他に代官山にある歌手のhitomiさんおすすめ(基本的に私はミーハー)のロコモコも食べたが、やっぱり青山の方がかなりおいしいと思った。
最近はロコモコもいいけどもうちょっとあっさりしたものが食べたいなぁと、色々開拓したいなと思っているところ。みなさん、東京に来る機会があれば、ぜひご一報を。私と一緒に東京グルメツアーへ出掛けましょう。