土用の丑の日

今年の土用の丑の日は、7月28日です。(正しく言えば、夏土用の丑の日なんですけどね。)

「土用」って何?とか「丑の日」って何?という疑問が沸き起こりますよね?それでは、恒例によりまして解説です。(笑)

「土用」とは、もちろん「土曜」とは違います。五行説(木火土金水)の「土」です。この五行説では、「春-木」「夏-火」「秋-金」「冬-水」となっており、「土」が余ります。余ったらまずいので、それぞれの季節の終わり18日~19日を「土」に割り振ります。季節が、変わるのは、立春、立夏、立秋、立冬なので、土用は、その前の18日間ぐらいということになります。

という事で、夏土用は、立秋(8/8頃)の前18日間なので大体7/20頃から8/7頃という事になります。(正確には、立秋が年によって変わる場合もあるのであくまでも目安ですが)

で、次に「丑の日」ですが、これは十二支の「丑」です。十二支は、年だけでは無く、方角(子午線とか)や時間(丑の刻とか)にも使われますが、日を表すのにも使います。曜日が月曜から始まって、火曜、水曜と続き、日曜で終わって月曜に続くのと同じで、十二支の日も繰り返しています。丑の日の前日は、子の日に、丑の日の翌日は、寅の日になります。(あたりまえ)

と、言うことで夏土用の丑の日は、今年の場合は、7/28という事になります。ちなみに、土用の期間は18日間ですから、12日で1周する十二支だと、丑の日が2回ある年もあります。こんな年は、最初の丑の日を「土用の丑の日」とする様です。

と、まあ色々調べてみましたが実際には、こんなこと知らなくても「コンビニ」に行けば、「鰻弁当」の予約受付と同時に「土用の丑の日」が何日であるかは書いてあるので、まったく困りません。(笑) まあ、ちょっとした雑学として頭に入れておくぐらいでしょうか。聞かれたら答えるぐらいが丁度良いです。

たとえば、

友人「今年の丑の日って何日だっけ?」
私 「7/28だよ」
友人「ありがとう。でも、これって誰が決めてんのかな?」
私 「暦で、決まってるよ。」
友人「そうなん?どうやって決まってるん?」
私 「まあ、細かく言うと難しいから簡単に言うと・・・」

という感じで説明すると「ああ、物知りだ。面白い話を聞いたな」となりますが

友人「今年の丑の日って何日だっけ?」
私 「丑の日という言い方からして、間違っている。土用の丑の日が正しい」
  「それに、土用には、春土用、夏土用、秋土用、冬土用があって・・・」

という風に自分からがんがん説明すると、「ああ、またうんちくがはじまった。しつこいやつやな」ということになってしまいますので気をつけて下さいね。何事も、お節介はほどほどに。(笑)

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