披露宴当日編

挙式も終わり、次は披露宴会場へ移動。
披露宴会場の駐車場に到着した時に、主人が急ブレーキを踏んだ。

「ドシテ デスカ?」
「何が?」
「キテマス」
「誰が?ご招待したんやろ?」
「ヨンデ...ナイ」
「えーーーー!!!」

駐車場には担当スタッフ5名が出迎えに来てくれていたので、1人を捕まえて「急遽2名増えたから料理の手配したってくれ!」と伝えた瞬間からのスタッフの顔色の変化はすごかった。
インカム使いまくりで、走り回っていた。

控室で待機していたら担当者がきて「追加2名様の席札をご用意致しますが、フルネームは?」と聞かれ主人は「あの....何だっけな~」
分からんのかい!
知り合いちゃうんかい!

イメージ通り・注文通りのアットホームなカジュアルなパーティーになり、満足していますが司会者が「では、お世話になったご両親にプレゼント贈呈を....」とアナウンスした時に目の前の主賓席に主人の弟が座っていた。

おいっっっ!
そこはオマエが1番座ったらアカン場所や!
そこに座ってた主賓はどこ行ったんや!

披露宴中に主人へサプライズプレゼントを渡した。
内緒で2ヵ月かかって、彼の友人24名から写真とメッセージを集めた。
披露宴が終わって控室に戻り、そのメッセージアルバムを読みながら、披露宴では泣かなかった主人が泣いた。

前々回のコラムで「もう結婚式はやりたくない」と発言しましたが、やっぱり「もう1回やりたい!」あんなに素直に両親に対して「ありがとう」という気持ちを持てるイベントはないです。

来て頂いたゲストの皆さんの笑顔と、主人の涙と、両親の「ええパーティーやったな」の一言で彼とケンカしたこと、手づくり品の為に明け方まで徹夜したこと....イヤな事すべてが消えました。

60人という人間が1つの部屋に、同じ目的で集まるという温かい雰囲気。とても素敵なイベントだと思います。一生忘れません。

みなさん、ありがとうシリーズ(完)
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