あらしのよるに

話題の絵本「あらしのよるに」を読んでみました。中村獅童さんが声優として参加している映画の話とかは、テレビで見て知っていたのですが、どんなお話かはまったく知らなかったのです。

本屋さんで一冊を、手に取って見てみました。絵本の割に、絵が丁寧で無いしどうかな?と思ったのですが、妙に味わいのある絵でもありましたので買い求める事にしました。

絵本ですから、すぐに読み終わります。おもしろかったです。続編として「あるはれたひに」「くものきれまに」「きりのなかで」「どしゃぶりのひに」「ふぶきのあした」と続きます。けど、1冊だけ(「あらしのよるに」だけ)でも十分楽しめます。私の場合は、しばらくは、本屋さんにいくと、ついつい続編を1冊ずつ買う日が続きましたけれど。

全巻をもう一度読み直してみると、「おおかみ」も「やぎ」も、なんと味わいのある愛くるしい顔をしているんでしょう。映画の「がぶ(おおかみ)」や「メイ(やぎ)」は、もちろん見た目も可愛いと思いますけど、絵本の「がぶ」と「メイ」はとってもいきいきとしているんです。その表情の中に、確かな命を感じます。最終話の最後のページで「メイ」が山の上から、朝日を見ます。その顔がなんとも言えない味わいです。

このお話は、お話自体のおもしろさもありますけど、あべ弘士さんの、この絵がとても良いのだと思います。映画しかご存知ない方は、是非原作の方もお読みになってみて下さい。新しい感動があると思います。

先日、髪を切りに行った時のこと。となりのお客さんがお友達と、映画のお話をされていました。詳しくは聞けませんでしたが、どうやら原作と映画ではエンディングが少し違う感じがしました。はっきりとした、ハッピーエンドも良いと思います。けれど、原作の様に、どうなったのか読者の心の中で考えられるのも良いと思います。

年末になると、大掃除で大変です。冷たい風の中で、網戸洗ったりベランダ掃除したり・・・。疲れて嫌になったときに、ふと「がぶ」と「メイ」を思います。私も頑張るから、二人(二匹?)も頑張れ!って気になります。さあ、次は頑張って、おせち作るぞ!っと。