人生を操る術

ドラマ「白夜行」に夢中だ。

母親に売られた少女と、その少女を買っていた父親を持つ少年とが、白夜の中を生きながらも次々と犯罪を重ねる物語だが、私はその少女のたくましい生き方に、ドラマながらもすごいなと、ドキドキしてしまう。

自分の過去をネタにいじめていた子を黙らすためにその子を強姦させたり、自分の夢である会員制のショップを持つために金持ちと何が何でも結婚までこぎつけたりする執念。

その少女が子供の頃から憧れ、崇拝してきたヒーローは、「風とともに去りぬ」のスカーレット。

自分が欲しいと思ったものは、手段をかえりみず手に入れようとする強い女性だ。

ドラマとは違うが、自分の人生を思うように操っているようにみえる人を何人か知っている。

私の友達の友達で、すごい人がいる。

自分が結婚するときに絶対に客室乗務員をやっていたという経歴が欲しいために、自力で合格して、本当に1年だけやって辞め、結婚。

ここまででもすごいと思うが、さらにその旦那さんの会社が不安定なので、公務員を受けさせ、合格してからもさらに上級の公務員試験を受けさせるというすご腕。

私にはとても持っていない、そんなふうに人生を操る術を、すごいなと感心してしまう。

「白夜行」の原作の著者、東野圭吾さんの他の作品を読んだことがあり、そちらもすごく面白かった。

ドラマ「白夜行」は、原作とはかなり変えられているらしく、原作の方も読んでみたいなと思う。

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