ALWAYS 〜三丁目の夕日〜

仕事柄映画を観ることが多いのですが、私の上司が「ここ最近で一番よかった」と絶賛していたのが、「ALWAYS 三丁目の夕日」という映画です。

みなさんは観ましたでしょうか、この映画。

舞台は昭和33年。戦後の日本が急成長をとげている頃の、下町の人間模様を描いた物語です。原作は西岸良平氏の漫画で、それを脚本家の古沢良太氏と監督の山崎貢氏の演出で映画化し、昨年度の日本アカデミー賞を総ナメにしたあの映画です。

上司(昭和33年生まれ)はこの映画を観て、「つつー、と涙がこぼれた」と言います。

私は最初、やはり上司とは年代も違うし、そんなに共感はしないだろうとあまり期待していなかったのですが、DVDを貸してもらったので自宅で観ました。

それが、最高に感動しました・・・!日本映画の最高傑作ですね、これはほんとに。「つつー、と涙がこぼれる」というのが分かりました。泣くまいとしても、勝手に涙がこぼれてきて、泣かずにはいられないのです。飛行機の中で上映されていて、泣いている人がいっぱいいたと言うのが、すごく分かりました。

私はあまりにも感動したので、続けて付属のメイキング篇を観ました。

本編を観ている最中は、映画の中に入り込んでいるので気がつかなかったのですが、あの昭和33年の風景・・・路面電車や建設途中の東京タワーなどは全てCGで作られていて、驚きでした。

上野駅が登場するのですが、その人ごみもほとんどが”デジタルエキストラ”というCGで作られた人間だったりして、CGの技術の凄さにはただ感心してしまいました。

それから本編をもう一度、今度は監督と小島一宏氏のコメンタリー付き&英語字幕で観てみました。

「この堤さんの表情いいですよねぇ」

「いやあ、ほんとに薬師丸さんはお母さん役が似合う歳になりましたよねぇ」

など、本人が聞いてたらあんまり嬉しくないだろなというようなこともありーの、とても面白かった。

ここまですると、もう本当にこの映画の登場人物をこよなく愛している、映画作りに関わった人の一人になったような気がしてきます。

上司との会話もだんだんマニアックになってきて、

「淳之介くんが乗る電車の車番が乗る前と乗った後で違うよな」

「Dr.たくまを”Devil”と訳すのはどうかと思いますけどね。私だったら”Demon”ぐらいにしたいと思いますけどね」

とかいったように。

他にも私の意見は山盛りあるのですが、あまり書きすぎるとマニアックになりすぎるのでこの辺でやめておきます。この映画を観てファンになった人がいたら、ぜひ一緒に”三丁目トーク”しましょう!!

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