銀行強盗の日

2/13は、銀行強盗の日です。1866年のアメリカで「ジェシー・ジェームズ」が初めて銀行強盗に成功した日なんだとか。今年の初めに「ブラッド・ピット」主演の「ジェーシー・ジェームズの暗殺」という映画を見るまで、名前も知らなかったんですけどね。

この「ジェシー・ジェームズ」ですが「銀行強盗」や「列車強盗」を繰り返す悪人中の悪人ながら実は結構な人気者だった様でアメリカでは「ビリー・ザ・キッド」に並ぶ「西部劇」の2大ヒーローです。

銀行強盗なのにヒーローとは、不思議な感覚ですが日本で言えば「ねずみ小僧」とか「石川五右衛門」の様なものでしょうか。「ジェシー・ジェームズ」の活躍した時代、南北戦争に負けた南部が北部の巨大資本に対抗する姿に人気が集まったのでしょうか。巨大な力に立ち向かうヒーローというのは、いつの時代にも求められているのですね。

ところで日本で最初に銀行強盗は、1932年に東京市大森区(現在の東京都大田区)で川崎第百銀行(後に三菱銀行に吸収合併。現在の三菱東京UFJ銀行の前身行)で起きています。残念?なことに、こちらではヒーローは誕生していませんね。(って当たり前。)

「ジェシー・ジェームズ」は、仲間に裏切られる形で背後から銃で撃たれて最後を迎えます。この悲劇的な最後と時代背景もあってヒーローとなったんだと思われます。でも列車強盗や銀行強盗で犠牲になった人々やその家族から見たら、ヒーローなんてとんでもない、大悪党ですよね。ヒーローか否かの定義が、このあたり「偉業を成したか」「最後が悲劇か」「裏切られたか」「体制に立ち向かったのか」で決まってしまうのかも知れません。何はともあれ「伝説」になったという事なのかも知れません。

さて、私にとっての最近のヒーローと言えば「エヴァンゲリオン」です。だって「CRエヴァンゲリオン~使徒、再び~」で、なんと「27連荘」したんですもん。ヒーローというより「神様」かも(笑)

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