ごろあわせ
学生の頃に、日本史の時間とかに覚えた「なんと(710年)立派な平城京」とか「鳴くよ(794年)ウグイス平安京」とかって不思議と何十年経った今でも覚えていますよね。
数学の時間でよく覚えているのが平方根の覚え方。「一夜一夜に人見頃(1.41421356)」とか「富士山麓オウム鳴く(2.2360679)」なんて美しいですよね。個人的には円周率を覚える「産医師、異国に向こう産後役無く、産婦宮代に虫散々闇に無く(3.141592653589793238462643383279/なんと31桁!)」が好きです。こっちは覚えてる人少ないんじゃないですかね?
日本語は、同じ数字でも複数の読み方が出来るので語呂合わせが出来るのだそうです。英語だと一つの読みしか無いために、数字を覚える場合、単語の長さで覚えるらしいですから大変ですよね。(英語圏の人には大変じゃ無いのかも知れませんけど。)ちなみに、円周率の場合英語での覚え方は
「Can I find a trick recalling pi easily?」
(πを簡単に思い出す裏技を見つける事が私に出来ますか?)
これだけの文章を覚えても円周率として覚えられるのはたったの「8桁」です。やっぱり大変だ(笑)「日本に生まれて良かった~っ。」←織田裕二風
ただし、電話番号を覚える時は別の方法もあります。たとえば「アップルストア」の電話番号は「0120-APPLE-1」ですがこれって何番か判ります?携帯電話の数字キーを見たら一目瞭然ですが、「0」と「1」を除く数字キーにはアルファベットが割り当てられていますので「APPLE」と押せば「27753」となりますので、アップルストアの電話番号は「0120-27753-1」となるわけです。(メールを打つときみたいに、同じキーを何度も押してはいけませんよ。)
日本語の語呂合わせでは、その他にも難しい漢字を覚えるというのもあります。有名なところでは、
「愛し愛しと言う心(糸し糸しと言う心→戀/恋という漢字の正字)
「其の鹿の隣の鹿が麒麟(隣はちょっと無理矢理ですが)」
昔、育毛剤のCMかなんかで「髪は長~い友達」というのもありましたね。(古すぎて誰も知らないか。笑)
英語の語呂合わせでこんなのもあります。
「Full it care! Car was to become Ms. Norton.」
(古池や蛙飛び込む水の音」
これは語呂合わせと言うよりも単なる言葉遊びの様ですが(笑)