マンタ

ダイビングの楽しみの一つに、大物との出会いがあります。海の中で、ジンベエザメやイルカ、ウミガメなんかに遭遇するとダイバーは大はしゃぎです。そんな大物の中でもひときわ人気なのが、マンタ(オニイトマキエイ)です。

デザートオニイトマキエイ
マンタの名前で親しまれる大型のエイ。口の横に出っ張った板状の「ひれ」があるのが特徴。外洋を高速で泳ぐ際には、この「ひれ」を糸巻の様にくるりと巻いて泳ぐらしい。

優雅に泳ぐ姿は、体が大きい事もあって、雄大でゆったりとしていて見てるだけで癒される存在です。大阪の海遊館や、沖縄の美ら海水族館で、見られますので知ってる人も多いと思います。マンタよりちょっと小さい「イトマキエイ」というのが別にいるので間違え無い様に。(体がちょっと小さくて口の位置とかが微妙に違う)

ダイビング中に出会えるかどうかは、結構「運次第」ですが、石垣島の「石崎マンタスクランブル」というポイントに行ければ、結構な確率で遭遇することが出来ます。ただし、マンタがよく現れる時期である7月~11月は、台風シーズンでもあるので、ポイントに行けないこともあります。(台風がそれても、波が高いとやっぱり行けません。)潜りに行くなら2日か3日のスケジュールを組んだ方が安心です。

この日は、結構な「うねり」が有ったので、小魚は流されてました。でもマンタは、ものともせず優雅に泳いでますね。

私は、クマノミもウミウシもウミガメも好きですが、マンタは別格に好きです。このマンタを見るために、ダイビングを始めたと言っても過言でないぐらいですから。もちろんマンタを見るだけなら、水族館に行った方が、ゆっくり見られるし(人気の水族館だと、そうはいかないかも知れませんけど)確実に見ることが出来ますが、海でマンタに遭遇すると(ほんとに「遭遇」という言葉がぴったりなぐらい突然やってくる)感動的ですよ。マンタが目の前を泳いでいるだけで、なんだか幸せな気分になれるんです。

残念ながら、現在では「体験ダイビング」での「マンタツアー」は、やってないみたいですので(結構、潮の流れがはやいポイントなので体験ダイビングをするには危険なんだろうと思います。)ダイビングを始めたら是非一度行ってみて下さい。きっとものすごい感動体験出来ますよ。

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