原子力の日

10月26日は「原子力の日」です。1963年のこの日に、日本で初めて原子力で発電されたのだとか。私が子供の頃は、未来のエネルギーとして学校でも教わった気がしますし、実際、未来(将来?)は、超小型の原子炉が開発されて、ロボットは全部それで動いているんだと信じてました。(笑)

残念ながら、21世紀になっても超小型の原子炉は開発されていませんし、本当なら今年6歳になるはずの「アトム」もまだ誕生していませんね。

アトムは、2003年4月7日(なんと今から6年前!!)に誕生した、人型ロボットです。(まあ、みんな知ってると思うので、説明は必要無いんですけどね。)10万馬力で、空を飛び、マシンガンを撃ち、どんな計算もすぐに出来て、600か国語が話せて・・・。ってものすごいロボットです。今、考えても実現不可能な気がしますけど、子供の頃はきっと自分が大人になるころには完成していると漠然と思ってました。

そんなアトムのエネルギーは「原子力モーター」です。子供達の人気キャラクターに使われるぐらいですから、原子力っていうのが、期待された未来エネルギーであったことには間違い無いと思います。(実際、その後のロボットは、ほとんどが原子力エネルギーだった気がします。)それがいつの日からか、原子力は危険なエネルギーと言われる様になりました。

実は、10月26日は「反原子力デー」でもあります。原子力に反対する人達が「原子力の日」を「反原子力デー」と呼ぶことにしたのだとか。なるほど、その方が、反対していることを知らしめるのには良い方法ですね。(苦笑)

同じ日に「擁護派」と「反対派」の人が相反する記念日を作った事に対して「アトム」はどう思っているのでしょう?ちょっと気になって調べてみたら、最近のアトム(10月10日から映画公開されている「ATOM アトム」に出てくるアトムのこと)は「究極の未来型エネルギー”ブルーコア”」に変わってました。やるなアトム。(笑)

私が子供の頃、夢見ていた未来は、実現されていないけれど、もし実現されていたら、今よりもっと環境破壊が進んでいたかも知れないので、それはそれで良しとしましょう。

秋空に輝く月と星を眺めつつ「便利な世の中になり過ぎなくてよかったのかも」と思いながら、今日もパチンコに行く私でした(笑)

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