コンポとキヤノンとSMALLと

私がまだ中学生だった頃にハマッていたのが「コンポ−ネントステレオ」いわゆるコンポってやつでした。もちろん当時は、CDなんかありません。音源の基本はレコードです。そのレコードを再生する機械である「レコードプレーヤー」は、オーディオの花形だったんですよね。

で、私が当時こよなく愛していた「レコードプレーヤー」のメーカーが「DENON」でした。これを「デンオン」と読める貴方は、結構なお歳(失礼)のオーディオマニアかも知れませんね。

日本電気音響株式会社の社名から「電」と「音」をとって「DENON(でんおん)」としたブランドは、2001年の新会社設立と共に「デノン」と改められました。これまでも、海外では「デノン」と呼ばれる事が多く、それを正式に商標とし、社名もブランド名もそうなりました。愛着のあった名前が無くなってしまったのは残念ですが、昔から結構、間違えて読まれていたので、それはそれで良かったのかも知れません。

他にも、「読み」は浸透しているのに「書き方」で間違えられている企業があります。それも結構な有名企業なのですが、判りますか?

そう、まず最初に思い出されるのが「株式会社ブリヂストン」ですね。正式な会社名は「ブリジストン」ではなく「ブリヂストン」として登録されています。

もう一つ「キヤノン株式会社」も良く間違えられている会社なのですが(キヤノンの「ヤ」は、小さい「ャ」ではありません。知ってましたか?)読み方は「キャノン」で合っているため、その間違いに気付かれないことが多いです。なので、間違いを指摘してあげても、結構な確率で「うそーっ。そんなわけないやん」と言われます。(他にも「キユーピー株式会社」とか「シヤチハタ株式会社」とかも「拗音」ではありませんからお間違えなく。)

ちなみに家電量販大手の「株式会社ビックカメラ」は「ビッグ(Big)」では無く「ビック(Bic)」です。「Bic」は、英語の訛で「(外見だけで無く)中身も大きい」という意味だそうです。

私は、最近「外見」ばかりが「大きく」なってしまってまさに「BIG」です。中身は「BIC」になりたいですが、外見はもうちょっと「SMALL」でいいかなと思っています。思ってるだけで、何の努力もしてないんですけどね。(笑)

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