天抜き
吉本新喜劇で、定食屋に来たお客さんが「おっちゃん、天ぷらそば、天ぷら抜きで」と頼むと「なんやそら~」と全員がずるっとすべってこけるのを見たことありませんか?大阪人には定番のボケですよね。でも「実際こんなオーダーしてる奴はおらんやろ(大阪弁)」と思ってませんか?実はいるんです。
2004年の名人戦第6局2日目、カド番に追い込まれた「羽生善治」名人が、昼食に「天ぷら抜きの天ざるそば」を頼まれました。頼まれた担当者も「はぁ?」と思ったに違いありませんが、天才と呼ばれる人には、その人だけが知る感性があるのでしょう。我々一般人には、とても理解出来ませんが(笑)
それとは逆ですが、東京のそば屋さんで、常連さんが、お酒を飲みながら頼む定番(最近は無いかも)に「天抜き」というのもあります。これも同じ様なものかな?と思ったら、こちらは「天ぷらそば」から「そば」を抜いたものらしいです。飲んでる時に、そばはいらないけど、お出汁に浸かって柔らかくなった「天ぷら」を食べたいなと、それをつまみにまたちょっと飲むという感じでしょうか。ツウな頼みかたなんでしょうけど、東京以外では、普通に「かけそば」が出てきそうです(笑)
どっちが抜かれているのか、ハッキリしないといけないものもあります。
アレルギー食品の世界では「卵抜き」「乳製品抜き」とか書いていたら間違い無く「卵」や「乳製品」を使っていない事が保証されていないといけません。
私のコラムでも何度か紹介していますが、世の中にはアレルギー対応の食品も増えてきました。ただ、まだまだ市場が小さいために、お値段が高かったり、味を我慢しなければ無かったりと残念なケースもあります。
チョコレートがその一つだったのですが、こんなものを見つけました。
乳製品不使用のチョコレートは、乳製品不使用なだけあって「ミルクチョコレート」がありません。ダークチョコレートが一般的です。もちろんダークチョコレートだからといって「苦い」訳じゃなくて甘くて美味しいのですが、たまには「ミルクチョコレート」の「優しい」感じも欲しくなりますよね。そんな時は、ダークチョコレートを豆乳でのばしてミルクチョコレートを作ったりしてました。ところが、乳製品不使用の「ミルクチョコレート」あったんです。
写真の右側は「KALDI」に売ってる「ミルクチョコレート」なんですが、ライスミルクを使う事で「ラクトースフリー(乳糖不使用)」になっています。(乳製品不使用です。)
そして、写真左側は、ダークチョコレートなんですが、ダイソーでの扱い商品です。ダイソーなので、もちろん100円(税込み108円)です。これは、嬉しい。
我が家には、大体このどちらか(場合によってはどちらも)を常備しています。ちょっと甘いもの欲しい時には、丁度いいです。
ただ、シュガーフリーでは無いので、食べ過ぎには注意が必要ですけどね(笑)