演劇について(5)

このネタももう5回目となりました。このタイトルは今回で終わります。
最後って事で、もうほとんど観ない私が言うのもなんですけど、関西のおすすめの劇団や演劇人についてちょっと書いときます。

・MONO
京都の劇団。大御所とは言えないですけど、もうすでに中堅からは図抜けているはず。主催であり作・演出・役者をこなす土田英生の描く舞台は心地よい笑い(といっても決してギャグとかじゃない)とちょっとした切なさが、とても良いです。土田さんは商業演劇の脚本を書いたり、TVでも去年やっていた「天才柳沢教授の生活」の脚本を担当したりの活躍。今後要注目の才能です。

・後藤ひろひと
元「遊気舎」座長。現在は吉本興業所属の「piper」という劇団に所属。この人の笑いのセンスは関西演劇界ピカイチ。もちろん笑いだけではなく、ストーリーテラーとしても一級品です。吉本所属だけあってちらほらとTVで見かけますが、そこでは彼の良さを生かし切れていない感じです。この人の力量を演劇界・芸能界はもっと評価すべきであると思います。

・維新派
演劇というジャンルでくくっていいのかどうか悩ましい集団。維新派は維新派であってジャンルを超えているのかもしれない。彼らの基本は野外公演。劇場を1から作り、公演が終わると風のように去っていきます。数年前は大阪の南港の地でずっとやっていたんですが、3年前からより維新派らしい場所を求めて奈良は室生のグラウンド・岡山は犬島の銅製錬所跡地と公演地を変えています。まぁ、とにかく彼らの公演を一度観てください。というか体験してください。彼らと一緒の時代を生きているということが幸せに思えます。

まだまだありますが、このへんで止めておきます。しかし、主要な劇場(扇町ミュージアムスクエアや近鉄劇場/小劇場など)が閉鎖となったり、関西演劇界を取り巻く環境は厳しくなっていくばかりです。つかのまですが、観客として演劇に関わったものとして、その灯は消して貰いたくないと思います。

さて、今日も演劇を通じて知り合った友人達と新年会です。芝居は観ずともこういう付き合いができるってのは幸せです。

何年後になるかわかりませんが、ふらっと小劇場に足を運べる様な粋なおやじになっていたいと思います。

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