空間

勤務先の周辺は、会社と駅との往復だけでその周りがどうなっているのか気にしたもともありませんでした。自分に必要なお店などは知っていても、その他のことはほとんど知りません。

勤務先周辺はあくまで仕事をしにいくところで、私にとっては生活の空間ではないのです。遊ぶ空間でも、買物をする空間でもありません。

しかし、ふと気になって、いつもは通らない道を通ってみました。そこには、熟帰りらしき子供たちの自転車の群れ、買物中の主婦の井戸端会議、などの生活の空間がありました。

私にとっては、勤務先以外の何者でもない空間に、こだけの人が生活しているのだと、当たり前のことなのですが、しみじみ思ってしまいました。

ちょっと視線を変えて見てみると、いつもとちがう空間に見えました。

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