国際結婚の道のり〜入籍編〜「領収書は上様でよろしいか?」

私事ながらこのたび結婚いたしまして…..これがまた大変な国際結婚しちゃいました。

1月に入籍を済ませたのですが、無事に受理されるまでに1年はかかりました。役所に婚姻届を提出するのは簡単なんです。「役所に行くまで」に揃える書類が大変なんです。

1年前に天満橋にある法務局へ、国際結婚に必要な手続き・書類について聞きに行ったのが全ての最初でした。これがまた「これぞ天下り」のようなオジ様で、聞いててもラチが空かない。「それは、アンタ、アレや。そんなモンは18番窓口に行かなアカンがな」って、分かるか!! それを聞きにきとんねん!!「私はこんなオジ様と話をする為に、わざわざ有休を取ったのか!!」と言いたくなるような始末。

結局、手続きとしては

「この人は確かに独身ですよ」
 という証明書を相手の国で発行してもらい、日本大使館へ
 ↓
「はい、確かに独身なんですね」
 という押印をしてもらい、相手の国へ
 ↓
「日本で独身が認められたんですね」
 という受理票を発行してもらい、日本大使館へ
 ↓
受理票と引換に「婚姻許可証」を発行してもらい、婚姻届と共に各市町村の役所へ

文字にして書くと、たった4つの行程なんです。

だが、しかし!!

これ……飛行機代は誰が払うんですかね?この4つの行程、すべて「本人」じゃないと書類の発行や押印がしてもらえないんです。代理人は受付不可なんです。

ということは、彼と2人、日本と彼の国を行ったり来たり……

確定申告の際に、飛行機代が戻ってくるとか?申告用紙に領収書添付したらエエんかな? とりあえず上様で切っとこか?まさか……自腹?

お金は飛ぶわ、有休は無くなるわ、給料減るわで、さっぱりワヤです。ゆいいつ増えたのはマイレージだけ。

これだけのお金と時間を費やして、やっとの思いで市役所に婚姻届を提出したら受理されるまでに1時間!!

窓口にて、身分証明であるはずの免許証を見せても、さらにこう聞かれた。

「あなたは本当に、ひろひとたかぎ様ですか?ひろひとたかぎという方が、本当にあなたの本籍地に存在するか確認を取らせていただきます」って…….

もう好きにしてくれ

なんでも調べてくれそのかわり飛行機代と市府民税を相殺しようぜ!!

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