梅と桜
お花見のシーズンが終わり、後はゴールデンウィークを待つのみとなりましたけど、今更ながらに「梅と桜」のお話です。
さて、ここで質問です。あなたは「梅と桜」の見分けがつきますか?
同時期に咲く訳では無いですから季節で感じれば良い事ですし、TVで「梅が咲きました」と言われる時期に咲いているのが「梅」ですし「桜前線」の話が出始める頃に咲くのが「桜」ですから、それでもいいんですけどね。
でも、そんなところにこだわって、今回は「梅と桜」の「違い」についてのお話です。
まずは、下の写真を見て下さい。どちらが「梅」と「桜」か判りますか。
特徴的な写真ですけど、判りますか? |
正解は、「左が梅で右が桜」です。(←括弧の中を選択してみて下さい。)
これは、結構わかりやすかったと思いますけど、その違いはどこでしょうか。ちょっと写真が小さいので見難いですけど「花びら」の形が違うんですね。桜のほうは、花びらに切欠けがあるのでよく判ります。(幼稚園の頃、押してもらった「よくできました」のはんこの形ですね。)
では、次の写真ではどうでしょう?
これもまた特徴的な写真です。 |
正解は、「左が桜で、右が梅」です。(←括弧の中を選択してみて下さい。)
これは、どうやって見分けるのでしょう?いつも見ていると、なんとなく判るんですけど、どうですか。この梅の場合は、枝がかなりすっきりしているので明らかに違いますけど種類によっては枝ぶりだけでは判断がつきにくい場合もあります。全体を見て「梅か桜か」判断するのは少し難しいですよね。そんな時、次の特徴をよく知っていれば、少しは判断しやすいかも知れません。
さて、どっちがどっちでしょう。
一番の違いは、ここです。 |
正解は、「左が梅で右が桜」です。(←括弧の中を選択してみて下さい。)
これを見て、どう違うか判ったらたいしたもんです。でもこれが一番の違いなんですよね。じっと見て下さい。ほら、判ったでしょう。そうです。「梅」の方は、木の枝に「直接」花がついているのに対して「桜」の方は、枝から「柄(「がら」じゃないよ「え」だよ。)」が有って、その先に花がついているのです。だから一つの枝に沢山の花がつくので、ボリューム感があるんですね。そうやって見ると全体を見ても「枝が見えないくらい」に花がついていれば「桜」というのが判るんですね。
よかったら来年は、そんな事を考えながら「お花見」してみて下さい。また一つ楽しみ方が増えますよ。あ、でも誰かにこの事を語りたくなっても「ほどほど」にね。せっかくのお花見の席で長々と「うんちく」を語ると嫌われちゃいますよ。(笑)