はんこ 判子 ハンコ。

みなさん年賀状はいっぱいもらいましたか。
私は書道をやっているのですが、昨年ついに師範の資格を取得しましたので、今年は達筆な年賀状を・・・
というわけではなく(ガクッ)、今年いただいた年賀状の中に、書道の先生のさらにその先生、つまり書道連盟の会長さんから年賀状が届いていたのです。
そんな大それた方から年賀状をいただけるなんて思いもしていなかったので、大慌てで年賀状を書きました。もちろん筆で、そして丁寧な楷書で。
私は書道をやるまでは、くずした字体のほうが上手いことを証明するものと思っていました。
しかし目上の方に宛てる場合は楷書でないといけないそうですね。だから必死で書きました。

ところで、私は書道以外にも篆刻というものを習っています。
そう、篆刻とは石を彫ってハンコを作るものです。
私は彫刻とか苦手だったので、多分こういうのも無理だろうと思っていたのですが、一度体験でやってみたら意外に面白くてハマってしまいました。
しかもすごい時間のかかるものと思っていたら、小さいハンコなら1~2時間で完成するのです。

篆刻をやるには印床という台と刀、そして石を用意します。
そして図案をコピーし、それを石の面にひっつけて上から油性マジックで塗ってゴシゴシすると石に図案が写ります。
これは口で説明するより実際にやったほうが「おー」と思います。
こういうやり方は邪道だ、と言う方もいますが、初心者には手軽に楽しんで出来るのでいいと思います。
そこからは刀で彫っていくだけです。

「順」
(白文・はくぶん…字の部分が白いこと)
私のデビュー作であります。
  
 「扇」
(朱文・しゅぶん…字の部分が赤いこと。こっちの方が難しい)
私の雅号の一文字を彫りました。
  
 「賀」
年賀状用に作りました。下の方をちょっとミスってしまいました。

以上、これだけです。もっと大作が出来たらまた披露します。

前の記事
2008年新春のごあいさつ
次の記事
TKG