ミュージカル「ファントム」
大沢たかお好きの私としては気にはなっていた。
彼の初のミュージカル挑戦となる、「ファントム」。
そんなある日、友人A子から「ファントム」を観てきてめちゃくちゃよかった、もう一度絶対観たい!などと聞いてしまったから、私もどーしても観たくなってしまった。 しかしその時すでに大阪公演は残すところあと2日。 当然チケットは全てソールドアウト。 そうなったら最後の望みは当日券である。 そこでA子と私は当日の朝10:00に売り出される何枚あるか分からない当日券を求めて、1月の寒空の下、1時間前に劇場に到着して列に並んだ。 その甲斐あって、チケットを獲得!! なんとも言えない達成感を噛みしめながら、タリーズコーヒーでホッとひと息。
ミュージカルは素晴らしかった。 大沢たかおは背が高くてとてもかっこよかったし、時折かれる声がまたセクスィーでよかった。 他の出演者も素晴らしくて、特に歌がめちゃくちゃ上手かった。 ミュージカル界ではかなり有名な役者さんも出ているらしい。
ところで、この「ファントム」は劇団四季の「オペラ座の怪人」とはまた違った視点で作られているらしく、そこのところも観客をより一層感動の渦へと引き込んでいるようだ。 私は恥ずかしながら四季の方はおろか、ストーリー自体もよく知らなかったので、そのような“違い”に気づくことも出来ず、嗚咽するような感動というのは残念ながらなかった。 ただ周りにはすごく泣いている人もいて、なぜそこまで泣けるのだろう?と思っていたら、そういうことだったみたいだ。 今度、劇団四季や映画のDVDでも借りて観てみよう。
最後、鳴り止まない拍手に出演者達は何度も応じてくれた。 会場を見渡せば、99%は女性だった。 「たかおー!たかおー!」 20代・30代が圧倒的だろうか。 「タカオちゃーーーーん!」 ・・・4、50代もいるようだ。
友人の薦めに押されて、執念の思いで観に行ったミュージカルだったが、普段ミュージカルをあまり観ることのない私には、生身の臨場感を肌で感じ、すごく新鮮だった。 スタンディングオベーションの中に私も身を任せ、大沢たかおばかり見つめてしまう私もやはり、“たかお様ファン”の一人なのだった・・・。