東西対抗3
池袋で開催された「マリンダイビングフェア2009」に行ったので、ついでに今回の対抗戦に必要なものを買ってきました。今回は、この時期だけしか手に入らない季節もの対決です。
池袋の駅から少し歩いたところにある「すずめや」さんです。看板にある様に「どらやき」のお店です。お店の中にはショーウインドウとかありません。基本的には「どらやき」と季節のお菓子しかありません。 | |
しっとりした生地と甘さ控えめの餡が絶妙で、とても美味しいです。 |
「どらやき」のお店なので、まず「どらやき」をご紹介しましたが、本日の対決の主役は、「どらやき」ではありません。この時期に和菓子屋さんに並ぶお菓子と言えば、そう「桜餅」です。
「すずめや」の桜餅です。もちろん「すずめや」だけが、こうではありません。関東地区のほとんどは、このタイプです。写真では、わかりにくいかも知れませんが、薄紅色のお餅が、餡子を包んでいます。 |
関東地方の「桜餅」は、別名(と言っても誰もそうは呼ばないですが)長命寺餅と言われる様に「長命寺」というお寺の前にある「山本や」が起源と言われています。
千鳥屋の桜餅です。写真ではちょっと判りにくいですが、甘く炊いた赤飯の中に餡子が包まれている感じです。この赤飯みたいなものは、じつは「もち米」を粗めに砕いた「道明寺粉」と言われるものです。 |
関西で「桜餅」と言えば、道明寺と呼ばれるこちらの「桜餅」が主流です。というか、私は一昨年ぐらいまで、これしか知りませんでした。
ちなみに、関東では「桜餅」の「桜の葉」は、一緒に食べる人が多いみたいですが(ぴたっと張り付いてて取りにくい)関西では、はがして食べる人が多いみたいです。(あくまでも私の周りの統計なので。笑)
関東の桜餅は、桜の葉に包まれた、桜色のお餅で作った「柏餅」みたいだと、同居人が言ってました。どちらも大変美味しかったのですが、やっぱり私たち関西人には「桜餅」と言えば「道明寺」の方が合ってますね。
最近、東京でも「道明寺餅」として、関西の「桜餅」は結構人気だとか。やっぱり「桜餅」は関西の方が美味いのか?
と、後日ちょっと遠い方の商店街を歩いていたら、とある和菓子屋さんの前に「桜餅」の看板が・・・。そこには、なんと「長命寺餅」の写真が載ってました。私は、わざわざ東京で買って帰ってきたのに、ここに売ってたとは知りませんでした。(笑) 残念ながら「完売」してましたので買うことは出来ませんでしたが「来年」は是非買って食べ比べしたいと思います。
どちらの「桜餅」も美味しいですが、やっぱり慣れ親しんだ味にはかないませんね。みなさんは、どちらの「桜餅」が懐かしいですか?