紫陽花

今年はなかなか梅雨入りしませんが、大丈夫なんでしょうか?また水不足とかなったら困りますものねぇ。サクっと降って早く「カラっと夏本番」迎えて欲しいものです。

で、この時期、綺麗なのが「紫陽花」です。うっとおしい雨の季節に色鮮やかな「青」や「赤」の花を咲かせる「紫陽花」は、とても綺麗ですよね。でも、実はあの「青」や「赤」の「花」は、実は[花」じゃ無いって知ってましたか?

紫陽花
「紫陽花/フリー素材集から」

実はあの[花]に見えているのは「装飾花」で、本当は「萼(がく)」なんですね。本当の花は「装飾花」の中心にあって小さくて目立たないんです。おまけに、よく見る「セイヨウアジサイ」では、本当の花は中に隠れてしまっているのだとか。わけわかんないですね。(まあ、綺麗だからいいんですけど)

もう一つ、紫陽花と聞いたら連想するのがミステリー小説ですね。「赤い紫陽花」の中に、一部だけ「青い紫陽花」が咲いていたら、その土中には死体が眠っているというやつです。(一般的?には、死体が埋まっていると青くなるといいますが、ドラマや小説によっては、赤い花の下に死体が埋まっていることもあるようです。私は埋めたことも掘り起こしたことも無いので、実際どっちなのかは知りませんけど。笑)流石に最近ではそういったベタなシーンはあまり出てこないんでしょうけど、子供の頃、少し色の違う紫陽花を見たらドキドキしてましたね。(笑)

ちなみに「紫陽花」には、毒性があるらしいので、誤って食べない様にしないといけません。まあ、あんまり紫陽花を食べようと思う人もいないのでしょうけど。

ところで「紫陽花」という名前、すごくその花の事を表現した良い名前だと思いませんか?でも実は、唐の詩人・白居易がライラックに名付けたものを平安時代に誤って割り当ててしまったものらしいです。ちょっと残念なうんちくでした。(笑)

6月は、祝日もなく雨が多くてじめじめしてて、ちょっと滅入る日が多いですけど、紫陽花の花を求めて街に出て行くのも良いですね。

私も、近所の「紫陽花祭り」に出かけてきました。みんな考えることは同じなのか、ものすごい人でした。駐車場に入るのも大渋滞です。結局「しめった気分もすっきり!」とはいかず、(その人の多さに)さらに気が滅入りましたけどね。(笑)

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