全国ポイント紹介(ゴリラチョップ)

ダイビングでは、お天気よりも海のコンディションが重要です。もちろんお天気が良い方が、海の中までキラキラしてて綺麗ですが、水深が深くなると流石の太陽の光も届きません。それよりも、波の高さや透視度(透明度)が重要なんですね。 

私も、雨の中でのダイビングを何度か経験していますが、水に入ってしまえば外のお天気は気になりません。もちろん洞くつなんかの地形ポイントに行けば「ああ、晴れていたら太陽の光が差し込んで綺麗なんだろうなぁ」と思うことはありますけどね。

オオカワリギンチャク

沖縄の有名なダイビングポイントは、西海岸に多くて、北からの風に弱いです。なので、北風が強いと潜れるポイントが激減するんですね。そんな中で、崎本部にあるこの「ゴリラチョップ」は、北風に非常に強いです。真栄田岬や万座ビーチのあたりの海が荒れている時でも、ここは本当に穏やかで綺麗な海でした。

ビーチエントリーなので、遠浅で(深くても7~8mぐらい?)透視度(透明度)も、そこそこ良くて、餌付けされているのか魚達が沢山寄ってきて結構楽しめるポイントです。

北風が強くなると、西海岸のポイントのほとんどが、潜れなくなるのに、この「ゴリラチョップ」だけが穏やかな海だとどうなるか?そうです。ダイバーで一杯になるんですね(笑) 実際、私が行った時は道にはダイビングショップの車が溢れ、ビーチにはダイバーが溢れて大変な事になっていました。もちろん、それぞれのショップ毎の協力関係によって通行の邪魔にならない様にきちんと配慮されていました。このあたりは良く考えられていて感心しました。

ところで、この「ゴリラチョップ」というポイント名の由来は、写真を見てもらったらおわかりの様に「ゴリラ」が「空手チョップ」しているように見える岩があるからです。

波が高い時に、ダイバーの(そしてダイビングショップの?)最後の砦と言うべき結構有名なポイントです。出来たら行きたくないけれど、行ったら行ったで楽しめる、そんなポイントです。