お作法

「総持寺」の山門前には「手水舎(ちょうずや)」があります。通常、境内にあることが多いので、少し変わっているのかも知れません。

変わっていると言えば、ここの「手水舎」は、見た目も結構派手で、真鍮製の蓮の葉から、水が出ます。それも人が近づくと反応する「全自動」ハイテクタイプです。

手水舎

この「お手水」を使うのにも「作法」があります。

 1.右手で柄杓を撮って、水を汲み、左手を洗い清めます。
 2.左手に柄杓を持ち替えて、右手を洗い清めます。
 3.また、右手に柄杓を持ち替えて 、左手に水を溜て口に運び濯ぎます。
 4.最後に柄杓を両手で持ち、立てながら残った水で柄杓の柄を洗い清めます。

文章で書くと長ったらしいですが、要は片手ずつ洗って、口を濯いで、最後に柄杓も洗います(最初に汲んだ水だけでここまで一気にやりますから、ちゃんと配分を考えないと足りなくなりますよ。)

以前「2010年新春のごあいさつ」でも書きましたが、初詣の混み合っている時期にこれをやるのは、どうかと思いますが、参拝するのに身を清めないのもまずいかなと思ったりもします。まあこれは作法を守るとかいう以前の問題だったりしますけど。

初詣とかでは、作法よりも気になるのが「行儀の悪さ」ですよね。列に割り込む、ガムを噛んだまま参拝する、後ろの方からお賽銭を投げつけるといった行儀の悪いのが多すぎです。そんな態度ならもう「初詣」に来ないで家にいたら?と思う事も多々あります。

でもまあ、お正月ですからと結局は「許してしまう」のも、お正月の「作法」なのかも知れませんね。

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