月のあかり

1879年10月21日、発明王エジソンが、京都の竹を使って白熱電球を完成させました。それから100年以上の時が過ぎ、白熱電球はLEDに進化しました。

と言っても我が家はいまだに蛍光灯がメインです。一部廊下には白熱電球もまだ残っています。部屋の照明器具が壊れたら買い換えようと思っているんですが、照明器具って中々壊れないですよね。なので、まだまだ蛍光灯が主流です。IT機器は常に最新でないと気が済まない私も、生活家電にはあまり興味が無いのですね。

もちろんLEDは照明器具だけでは無く、IT機器にも家電製品にも沢山使われています。パソコン画面のバックライトや液晶TVのバックライトは、今や全部LEDになったと思います。(流石にもう蛍光管のバックライト製品は残って無いでしょう。)

LEDの特徴は言うまでも無く、省電力なこと。(もちろん赤外線が含まれないとか多色であるとか、他にも沢山の特長があります。)ノートパソコンのバッテリが長寿命化したのも、流行のタブレットが小型化出来たのも、みんなLEDのおかげです。

私たちの生活はLEDによって明るく省エネになりました。何十年か先には、もっとすごいものが発明されているかも知れません。私自身が、その恩恵に与れるか判りませんが、まだまだ進化していくのでしょうね。

都会では、街が明るくなりすぎたせいで、月や星が綺麗に見えなくなってしまいました。便利な事は何かを諦めないといけない事なのでしょうか。「じゃあ、どっちを選ぶ?」と言われたら、迷わず都会暮らしを選んでしまうのは悲しい事でしょうか?それとも闇夜に灯りをくれたエジソンへのリスペクトでしょうか。

蛍光灯の光の下で、窓から見える月を眺めながら考える、秋の夜長です。(詩人にはなれないな。笑)

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