お気に入り(USBメモリ編8)
私がパソコン(当時は、マイコンと呼んでましたね。)を初めて買ったのはNEC製の「PC-8001」というマシンでした。CPUは8bitで、メモリは16KBしか無いマシンでした。
そんな時代なので、外部記憶装置にハードディスクなんかありません。世の中には、フロッピーディスク(なんと8インチです。)はありましたが、とても高価で学生の身分の私がおいそれと買えるものではありませんでした。
なので、外部記憶装置として使っていたのは、音楽用のカセットテープです。コンピュータのデジタル信号をアナログ音声に変換して記録していたんですね。当時は、市販されているゲームなんかもカセットテープで販売されていて、ロードするのに結構な時間がかかっていた記憶があります。
それが、フロッピーになり、CD-ROMになり、DVD-ROMになり、一部の製品ではUSBメモリで提供される様になりました。最近ではネットからダウンロードするという販売形態もあります。
で、今回(と次回)紹介するのは、市販ソフトのインストールメディアとして提供されているUSBメモリです。インストールメディアとして提供されていますが、もちろん普通にUSBメモリとして使う事が出来ます。(あたりまえ。笑)
2009年に、JUSTSYSTEMから発売された「ATOK2009」は、インストールメディアとしては、DVD-ROMで提供されていました。ただし、一部の製品には、USBメモリ(1GB)が付属しており、そこからインストールすることも可能でした。カード型のUSBメモリで、なかなか新しいことやるな!JUSTSYSTEMという感じでしたが、残念なことにこのUSBメモリ内に「ウイルスが混入」されていたという曰く付き製品になってしまいました。
ちなみに、使用時には、本体に内蔵されているコネクタを引っ張り出して使います。
当時は、USBメモリが流行始めてきた頃なので、話題作りの意味での提供だったと思われますが、それから3年経った、この製品はちょっと意味合いが違いました。
ATOK2012です。この製品は、インストールメディアとしてUSBメモリ(4GB)だけの提供になりました。何故かというと、実は、この頃発売されたMacには、DVDドライブが搭載されなくなったんです。なので、インストールメディアとして必然の販売形態になったんですね。(残念ながら、Macのソフトウェア販売のすべてが、USBメモリ形式になった訳ではありません。)
こちらは、使用時には端子を引き出す方式をとっています。
USBメモリをインストールメディアとするのは、とても良いアイデアだと思います。CD-ROMやDVD-ROMだと不要になったらゴミとして捨てるしかありませんけど、USBメモリは、再利用可能です。
小さなファイルは、メールに添付して送る事も可能ですが、少し大きなファイルになると、まだまだUSBメモリが必要です。
まあ、私の場合、仕事の上でも個人的にもあまり使う機会は無いんですけどね。(笑)