ラストワンマイル

インターネット全盛の現在では、少し想像が難しいですが10数年前までは、家庭でのインターネット環境は、そこまで普及していませんでした。通信各社は、主要な拠点までは光ファイバーが敷設されていたものの、各家庭へ光ファイバー(もしくは、同等の接続)を引き込む事が中々に出来ない状況でした。いわゆる「ラストワンマイル」問題と言われていた時代です。(実際の1マイル=1.6kmというよりは、最後の接続のための工程という意味合いの方が強いです。)

一時期問題にもなったりしましたが、ソフトバンクのパラソル部隊の活躍もあり、ADSLの普及、ケーブルTVによるインターネット接続、4G回線による通信もあり、現在では、ほとんどの家庭でこの「ラストワンマイル」問題は解決されていると言って良いでしょう。

ということで、今回は我が家でのラストワンマイル事例のご紹介です。(笑)

我が家では、リビングに設置してあるBlu-rayレコーダーに録画したTV番組をネットワークで視聴出来る設定にしてあります。なので、私の部屋でも録画番組を見ることが出来るんです。しかし、このリビングのBlu-rayレコーダーと自宅ネットワーク間の接続が無線LAN接続になっています。そのため、時折接続が不安定になったりして快適とは言えない時もありました。

とは言え、この無線LANの区間を有線で接続しようとすると、LANケーブルを床に這わすか、天井裏配線かの二択を選択しないといけません。どうするかなと悩んだあげくに選択したのがこの方法です。

これが、LANケーブル布設後のリビングですが、どこにケーブルがあるか判りますか?ちなみに、敷設してあるケーブルは、こちらです。

この茶色のLANケーブルがどこかに敷設されています。ちょっと写真が小さすぎましたか?

これで、どうでしょう?判りましたか?

そうです。幅木の溝にLANケーブルを埋め込んでみました。じっくりみないと判らないぐらいでしょ?

ちなみに、この幅木の溝、5mmに対して、LANケーブルは、幅6mmなので、ちょっと無理矢理押し込んでます。なので特にLANケーブルを接着したりはしてませんが、勝手に外れてくることはありません。

と言うことで、見た目的にもネットワーク環境的にも、大満足な工事が出来ました。こういうちょっとしたフィット感、とっても嬉しいですよね。まあ、ちょっと特別なパターンなので、もし同じ様なお悩みがあって、同じ様な環境なら、是非お試し下さい。すっきりしますよ。

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