むきやすい卵、さっき皆ふみつけた
年末になると何故か気忙しい感じがするのは、やっぱり何でも年内に終わらせて、新年を気持ちよく迎えたいという気持ちの裏返しなのでしょうか。
昔から「師走」というのは「師が走る」ぐらいに忙しいと言われます。でも実際には12月は31日ある大の月ですし、祝日も天皇誕生日(12月23日)しかありません。年末のお休みも普通は2~3日(会社によるでしょうけど。)しかありませんので、実は結構会社に行く日は多かったりします。(2月とか5月、8月の方が少ないケースの方が多いですよね。)
それでもやっぱりいつもより忙しい気持ちになるのは「大掃除」「クリスマス」「年賀状」なんていう恒例行事が目白押しだからでしょうか。あれもこれもやりたいけど、実際中々出来ないという「あせり」が「忙しい」という言葉になって出ていくんでしょうね。
昔、先輩に「忙しい」とは「心」を「亡くす」と書くんだ。忙しい忙しいと言ってると「心」の籠もった仕事が出来ないぞと叱られた事があります。それからは、どんなに「忙しい」時でも「あせっている」時でも「コーヒー」一杯を飲む余裕を(心に)持って望んでいます。気持ちに余裕が無いと心は籠もらないですからね。
なので私の中では「師走」は「幸す(しあわす)」と表します。色々合ったけれど、無事に1年を過ごせた事に感謝しつつ幸せな気持ちで終わりたいですから。
ところで、タイトルは陰暦の月名の覚え方ですが「むきやすい卵、さっき皆ふみつけた。はなかんだ獅子」と続きます。
睦月 | 如月 | 弥生 | 卯月 | 皐月 | 水無月 | 文月 |
む | き | や(すい) | 卵 | さっき | 皆 | ふみ(つけた) |
葉月 | 長月 | 神無月 | 霜月 | 師走 | ||
は | な | かん(だ) | 獅 | 子 |
もちろん覚え方は人それぞれですが、自分がその情景をイメージし易い方が覚えやすいでしょうね。「はなかんだ獅子」がイメージし易いかどうかはおいといて(笑)
それでは、今年1年お世話になりました。来年も良い年でありますように。