想い出の中のコッペパン
私の子供の頃は、学校の給食と言えば、コッペパンが欠かせませんでした。ちょっとパサパサで、堅めの、お世辞にも美味しいとは言えないパンでした。だけど、私は、嫌いじゃありません。だって、オカズの方が嫌いだったから。(笑)
幸せな事に、私が子供の頃は「飽食の時代」とか「使い捨ての時代」とか言われる世の中がイケイケどんどんな時代だったので、食べる事には困った事がありません。(両親のおかげですね。)その上、好き嫌いが激しい子供だったので、給食の時間が嫌で嫌でたまりませんでした。「なんで、こんな美味しくないものを食べないといけないんだろう」と本気で思ってました。(好き嫌いが多くて、食べられないものばっかりが出るのに、残したら駄目とか厳しかったから、なおさらだと思います。)
で、そんな好き嫌いの多かった私ですので、この「コッペパン」について言えば、特に嫌な思い出はありません。むしろ、大嫌いな給食の中で、数少ない食べられるものだったのですから、喜んで食べていたかも知れません。
いや、給食の時間に食べきれなくて、机の中に隠しておいたら、数日後にカビだらけで発見したこともありました。そう思うと嫌いじゃないけど、あんまり好きでも無かったかも知れません。(あまりに昔の事なので、あんまり覚えて無いですが。笑)
ところで、このコッペパン、学校を休んだ友達の家に学校のプリントなんかと一緒に届けた覚えがあります。食糧事情が悪かった時代の名残だと思いますが、多分誰もが、こんなもんわざわざ持ってきてくれなくてもいいのにと思っていたのでは無いでしょうか。(流石に捨てはしなかったでしょうけど。)
しかし、このコッペパンへの扱いは、私が中学生になると大きく変わる事になるのでした。(続きはまたの機会に)